あほな話

誰かが読んでくれると嬉しい話

感情も自己責任?

昔、自分の感情は自己責任だという誰かの説を読んだ。 心理学で言いそうな話だ。自分の人生も自己責任とか。 何でも誰かのせいにしたくなることを戒めるのには良いと思うが。 だからこそ、何でも自分の責任というのもおかしい。 誰だって複雑にいろんな関係で影響し合っているのは事実で、 何でもお互い様というほうが間違いは少ないと思う。 「いじめられる方にも原因がある。」という言葉がある。 それは完全に間違いだ…

うまく話せない原因

家族や親しい相手ではないよく知らない人を相手に 話す必要がある用事はしばしばある。 結果的に話は伝わって無事に用事を済ませることができても、 スムーズに相手と意思疎通できなかったことがあると、 心の中で自分に対して、 自分の話し方や言葉遣いなどに不適切な部分を見つけ出し、 それが些細でも必要以上に非難する苦しい癖を、 何時間たってもやめられない自分に困っている。 ある天気の穏やかな日に用事で出か…

叩き蓮根

料理のレシピを書くつもりはない。 だらしなくて無責任で身勝手すぎる夫に腹が立って、 私には六秒我慢とか深呼吸など焼け石に水でしかなく、 時間が経つほどますます腹が立ってきて、 スーパーで買った蓮根をまな板に素手で思いっきり 叩きつけたその時、何か大事な記憶もろとも、 ばらばらに砕け散った。 それをごま油で炒めて七味かけて食べたら美味かった。 蓮根だけが私の怒りを受け止めてくれた。 しかし、何かを…

他人に対する怒りの正体と周囲の決めつけ

誰かと同じように私は、幼い子供や幼稚な大人に対する 嫌悪感が他人より強いのではないかと思うことがある。 他人に対して必要以上に腹が立つのは何が原因なのか。 自分には絶対に許されないことを、自分と似ているその他人が なぜか許されている事実を目撃し、嫉妬するのかもしれない。 怒りを覚えたり出している人は、その怒りの対象が 本人に似ていたり共通点があったりする。 どちらが加害者で被害者なのか未定だった…

幸福という虚無

「幸福になるために生まれてきた」という言葉がある。 私も以前は「それは良い言葉だ」と思ったし信じていた。 仮にそれが正しいと仮定して、思い通り幸福な人生を送ったとする。 よかった。はい、おしまい。そして間もなく忘れる。 それでよいこともあるだろう。それこそ望む人もいるだろう。 そう、すべてを終わりにしたいから。 今まであったことすべてを捨てて忘れたいから。 自分の人生丸ごと全部無かったことにした…

成熟しない進化

誰かと同じように私も、人間という存在を特別視し過大評価していた。 人々が互いの個人的領域まで簡単に知ることができる時代になり、 ほとんどの人間が衝動でしか動けない動物とたいして変わらない 事実に最近やっと気づいた。そして、「命」について人間にだけ 特別に価値を高くする価値観もどこまで持続可能だろう。 世間知らずな失言をやらかす野郎も、それにハラスメントだ 人権侵害だと騒ぐ人たちも、肝心なことで勘…

女性の方が優れているという差別

私は昔から、女性を劣っていると決めつけた差別に遭遇した。 それとは方向の違う差別に最近やっと気づいた。 その人は、女性の方が優れていると主張する。 それが一度だけなら、たまたまその場限りの狭い意味だったろうが、 毎日のように繰り返し執拗にわざわざ私を相手に言いに来る。 私は自分のことを、社会の中で最下層にいる身分の低い者と思っている。 だから、彼の言う女性の話になかなか納得できなかったし、 最初…

自殺と脱獄

こんなタイトルの小説があるかもしれないけど、関係ない。 昔、自殺した人だけでなく、死のうとする人に対してまで、 最も卑怯な行為として非難する誰かの言葉をよく目にした。 そういう言葉に私は、私だけではないと思うけど、 はっきりと違和感を覚えた。どんな死に方にせよ、 亡くなってしまった人に対して、なぜそれほど非難するのか? 暇があって思い出すたび、考えたり想像してみた。 そして最近こんな仮説を思いつ…

風呂の夢

いつものように深夜に目が覚めてトイレに行ったとき、 以前、何度か見ていて直前も見ていた同じ夢に気付いた。 それは、現実には存在しない夢だけにしかない家の、 なぜか二つある風呂だ。 そのうち一つは貸切の家族風呂のような感じで、 夢の生活では、ふだんその風呂を使っていた。 もう一つの風呂は、特別な日にしか使っていない。 洞窟の中にあって石造りの壁に彫刻が施され、 岩盤のくぼみが浴槽になっていて、 炎…

マネキンと間違えられた話

ある観光地の土産物店で待ち合わせのため立っていると、 地元の子供の一人が私にゆっくり近づいて見つめるので、 私がその子の方へ視線を移すと、その子は後ずさりして 向きを変えて逃げるように去っていきながら、 「うわーっ。マネキンじゃなかった!」と叫んだ。 そして、つるんでいた仲間を呼んで、遠くから私を指して 「あの人じっとしているからマネキンかと思った。」と 言いながら、連れ立って再び私のそばにやっ…

自分という意識が存在する原因

くつろいだりぼんやりしている時などに頭に浮かぶ疑問がある。 私は、自分という「特定の一人という意識」を持っている。 それは、他の誰でもないし、他の誰になることも絶対にない。 そして、他の誰かにとって私もまた他の誰かだ。 しかも、私の誕生前までと死後ずっと、意識はどこにも無い。 他の人たちと同じように、世界のどこにも無い時がある。 それなのに世界は宇宙は、私がまるで幻かのごとく関係なく、 ずっと過…

はじめてコロナに罹った

今まで何度も何度も検査する機会があって、 途中、ワクチンを何度か接種したりして、ずっとずっと陰性だった。 今年になってからワクチンを接種しない月日が続いて、 最近ついに、風邪の症状で病院に行ったら陽性だった。 検査もどんどん進歩していて、数分で結果が出たのだ。 しかし、これは絶対にただの風邪なんかじゃなかった。 過去に罹った経験のあるインフルエンザよりも過酷だった。 私のようなのは、無症状に近い…

ただの自然現象

自然災害が増していくのは、 人間たちが地球を荒らしたからではない。 地球の自然環境が変化したからだ。 そもそも自然環境というものは変わっていくものだ。 ヒトという種が大繁殖している自然現象に過ぎない。 地球の自然は弱すぎる人間にとって実は恐ろしい。 人間も、一時的に蔓延る菌やウイルスみたいに、 地球の自然免疫によって激減するのは時間の問題だ。 人間は自分たちに有害な毒を大量生産してきたし、 それ…