あほな話

誰かが読んでくれると嬉しい話

妻(母)の苦労

家族で外出する時、夫は自分の財布だけ持って
スマホで遊びながら玄関で待ってるだけ。
妻は家族全員の荷物を準備するだけでなく、
外出先の調査や予約から予算やスケジュール、
ガスや電気や窓の戸締りまで多数の作業をこなしていて、
女性ならではのおしゃれ身支度をする時間は
ほとんど残っていない。それを見たことない夫は、
スマホを見つめたまま「ねえ、まだあ~?」と言う。
そんな夫は、やっと玄関に出てきた妻を見ると、
家の鍵すら自分でかけず車の運転席で待ちながら、
カーナビのルート設定さえ妻に催促した時、
妻は車の運行前点検を始めた。そこで夫は再び、
「ねえ、まだあ~?何やってるのお~?」
それでも妻は、夫に文句を言ったり怒ったりすれば
遅刻して予約をドタキャンするはめになりそうだし、
「そんなことくらいで怒るなんて頭がおかしい」という
結論で終わりそうだし、そういう妻のことを夫は
別の場で「ヒス嫁」などと言うことも知ってるから、
黙って絶望するしかない。
しかし、そういう夫のありのままを許しておくと、
彼はつけあがって、いずれDVやハラスメントを
妻に対してやらかすようになっていく。
これは珍しくない、ある地域や年代によくある。
耐えすぎて病死した妻や、死ぬ前に離婚した妻や、
いろんなことが犠牲になってもあきらめず
耐えられない我慢をやめて反撃したり怒ったり、
立ち向かった妻もいた。しかし、最後の妻も
生活は苦難に満ちた厳しいものだった。そもそも
夫は、収入のある仕事と車の運転さえしていれば
一人前だからそれ以上の義務はないし、結婚とは
四六時中、妻に世話をしてもらうことなのだ。
女性にとって結婚生活は無駄な苦労が多すぎる。