あほな話

誰かが読んでくれると嬉しい話

引っ越し

実は今年、自宅を引っ越した。
そういや、十年越えて同じ自宅だったのは、
人生でまだ一度しかない。
安物買いの銭失いなのに、引っ越し貧乏でもある。
さいわい今回の引っ越しは安価で済んだ。
しかし、これから住む借家は家賃が高い。
まあそれだけ便利で設備も整って快適だから文句は言えない。
ところで、これが十年前なら、あれこれくだらない話を
延々と書いただろうけど、どうでもよくなって書かない時が増えた
他人から見た自分を想像すれば恵まれた裕福な人だけど、
主観的には報われない苦労や怒りと悲しみに満ちた人生で、
早く終わってほしい感覚なのだ。
金持ちなのに不幸な人は少なくないが、
そういう事実を信じられないのは、
とっくに時代遅れの感覚かもしれない。
今まで自分の話なのに他人の観点を基準にしていた。
それが当然の常識というか義務のように思っていた。
そろそろいいかげん自分の主観を肯定したい。