あほな話

誰かが読んでくれると嬉しい話

夢と理想

毎日頻繁に掃除しないとすぐ汚くなる家や家具や家電。
洗い方と乾かし方を別々にすべき多種の寝具や衣類、
食べる時間よりはるかに長い調理時間のみならず
多種多量の食品を要する食事、プロ並みの手さばきで
かつ下処理や後片づけを無視した幻想の「時短料理」、
寝間着、部屋着、スポーツウェア、外出着、
タオルやハンカチなどの布の類などを
頻繁に替えて大量の洗濯物を出す習慣、
多種多量の洗剤や道具を使いカビ防止も要する入浴、
それらの物事よりもっと多量の広告と嘘だらけの
あっという間にゴミになる無駄な情報とその処理。
複雑怪奇で覚えきれない常識や強いられる謎マナー、
何もかも心の底から嫌になって何を見ても疲れるし、
昔の若かりし頃の好奇心や興味を完全に失った
私はそれが面倒くさくてうんざりする。


掃除なんか必要ない家、洗濯なんか不要な服、
手入れなんか要らない家具や家電、
複雑で長時間の調理なんかしない食事、
多種多量の洗剤や道具なしで湯に浸かるだけの入浴、
好きな場所に住める、好きな仕事ができる、
疲れたら休める、眠くなったら眠れる、
トイレを我慢しなくてよい、
そんなのが当たり前の生活が夢で理想。
もっと欲を言えば、災害に耐えたり逃げられる家や乗り物。
乗り物は、事故を起こさないし遭わない
利用前後に面倒な手続きがが要らない、
つまり一瞬で乗れて降りられる。そして、
その乗り物と家が一体化していて、その時と場に合う形に
トランスフォームするなら完璧だ。


しかしそういうのは、貧乏で無知な私が知らないだけで、
そんなのとっくの昔に実現している人は、もしかして
珍しくもなく存在するのだろう。