あほな話

誰かが読んでくれると嬉しい話

洞窟への憧れ

近年、洞窟というものが頭から離れない。
普段の生活はそんなものとは無縁なのだけど、
子供の時、布団の内側に洞窟のような風景ができることに
なぜかわくわくしたのを覚えている。
やらなければならないことを、やりたいことより
優先しなければ許されない過酷な生活から
解放されるかもしれない希望を抱いて、
自分が本当は何が好きで何をしたいのか、
どんなことにわくわくするのか考えるようになった。
テレビで観た洞窟探検の番組で、
「洞窟鍋」や「洞窟珈琲」というものを見て、
すごく魅力を感じた。何かに興味を持っても、
年月の経過とともに飽きてやめてしまった過去の
いろんな物事とは違う気がする。
とはいえ、今の私はそんなところへ行く体力など、
どこにも残っていない。