あほな話

誰かが読んでくれると嬉しい話

ただの自然現象

自然災害が増していくのは、 人間たちが地球を荒らしたからではない。 地球の自然環境が変化したからだ。 そもそも自然環境というものは変わっていくものだ。 ヒトという種が大繁殖している自然現象に過ぎない。 地球の自然は弱すぎる人間にとって実は恐ろしい。 人間も、一時的に蔓延る菌やウイルスみたいに、 地球の自然免疫によって激減するのは時間の問題だ。 人間は自分たちに有害な毒を大量生産してきたし、 それ…

美しいと感じるものは何?

生きることは大変なことだ。なぜならこの世界は、 何もせずにいると崩壊に向かう物理法則があって、 それに抗い続けるとか、逃げ続けるとか、抵抗や反発を 絶え間なく続けないと、どんどん「死」に近づいてゆく。 「死」から逃げたり抵抗することになる何かに、 飽きずに継続的に意識を向け続ける必要がある。 それは例えばどういったものだろう。 気付いた一つは「美しいと感じるもの」。 「美」をキーワードに探すと、…

洞窟への憧れ

近年、洞窟というものが頭から離れない。 普段の生活はそんなものとは無縁なのだけど、 子供の時、布団の内側に洞窟のような風景ができることに なぜかわくわくしたのを覚えている。 やらなければならないことを、やりたいことより 優先しなければ許されない過酷な生活から 解放されるかもしれない希望を抱いて、 自分が本当は何が好きで何をしたいのか、 どんなことにわくわくするのか考えるようになった。 テレビで観…

どうでもよくなる時

愛から最も遠いのは憎しみではなく無関心とか、 「好き」の逆は「嫌い」ではなく「興味ない」と 誰かから聞いたように、大切だったはずの人に対して どうでもよくなる感じを覚えた。 どうでもよくなると気にしなくなる。 気にするか気にしないかの違い。 どうでもよい人のことは好きも嫌いも、愛も憎しみも 何も感じない、気にならない、完全無視。 自分だけの努力ではどうしても足りないが、 自分以外の何にも誰にも助…

孤立はつらい

家で一人になるのがつらいのは正常な感覚だったと最近やっと知った。 人間は集団で生きる動物で、孤立すると心身の健康を害するという。 孤立が原因の病気は多そうだ。 しかし、それを知ったところで孤立から脱することは難しい。 人に気軽に声をかけて話さないと始まらないのに、その気になれない。 そもそも、そうする動機がなく、無理してやるのは逆効果だろう。 話しかける動機というのは、相手に興味を抱いていたり、…

報酬も時間も無い仕事

どんなに時間に余裕あっても家事は焦ってしまう。 それだけでなく、待ち時間を埋めるためもあり、 複数の作業を同時並行でこなすことも求められる。 しかも、自分勝手な家族による邪魔が入る。 常に時間が足りないのと、障害物だらけのやり難さ。 そして、「誰でもできる簡単な雑用ばかり」とか、 「ぱぱっと終わる」と言う人が心の中にいる。 何が「ぱぱっと」だ、ほんとにうるさい。 報酬も時間もないのに空気のように…

落としたり失いたくないものは何

昔からなぜか自分の命に危険を感じることが多かった。 しかも、その時の周囲の人たちからの視点では、 どう見てもそんな危険どこにもないので、 頭のおかしなやつにしか見えなかっただろうと思う。 命というものを落とさずに保ち続けることは難しいことだ。 物理的なものを床や地面に落としてしまったとき、 「これが命でなくてよかった」と思うとともに、 もしかして、命もいつかこうして落とすかもしれないと、 感じて…

夢と理想

毎日頻繁に掃除しないとすぐ汚くなる家や家具や家電。 洗い方と乾かし方を別々にすべき多種の寝具や衣類、 食べる時間よりはるかに長い調理時間のみならず 多種多量の食品を要する食事、プロ並みの手さばきで かつ下処理や後片づけを無視した幻想の「時短料理」、 寝間着、部屋着、スポーツウェア、外出着、 タオルやハンカチなどの布の類などを 頻繁に替えて大量の洗濯物を出す習慣、 多種多量の洗剤や道具を使いカビ防…

良くなる気がしない未来

明らかに不幸な誰かと比べていかに恵まれた環境でも、 毎日の生活がつまらなくて面倒くさくてうんざりするのはなぜ? そんな感覚を否定したり変えようとしても持続しないし かえってますますつらくなったりする。 生きるために本当に必要なことをなぜか常に後回しにしたり、 おろそかにしてまで、本当は不必要で無駄で余計な雑用を 死ぬまで求められ、拒否することも許されないからなのか。 本当は生きているだけで良いの…

一人でいると常にある不快感がつらい

普通なら一人でゆっくりくつろぐような時と場所にいると、 たとえば家で一人でいて、家事雑用していない休憩時間などに、 悪夢のような時空から逃げ出せない不快感に襲われる。 その原因の一つは思い当たるものがあって、それは 消化管の不調だ。持病を抱えていると思うけど、 昔から何度どんな病院に行っても異常なしで終わった。 未知の病じゃなくても、周囲の理解が無かったり、 黙って耐えて生きるしかない場合、自然…

何をしても何もしなくても

毎日の生活がどんなに面倒くさくてうんざりしていても、 今までの生活がいかに快適だったか思い知る時がいつか来る。 そう思って、いざという時の備えや対策を考えて実行しても、 その行動がかえって新たな不安や悩みやトラブルを引き起こしたりする。 後悔というものは、後になってから「自分が選ばなかったこと」を語る。 解釈以外変えられない過去や、まだ存在しない未来のことで 無駄な時間を費やさず、現在のことだけ…

有害な言葉

一時、流行みたいになったと私が思うだけかもしれないが 「悩みごとの原因は自分で選んだものだ」という考えは 間違っているのだそうだ。 別の言い方をすれば「誰でも自分の人生は自己責任」 この「自己責任」という常識みたいなものを信じていると、 「自殺」にまで追いつめられる結果になりかねない。 私はこの考え方に長年の間、毒されてきた。 最近それが変わってきて、「人はその時まで生きてきた 環境や人間関係を…

なかったことにされる苦労

南国の楽園みたいな旅行をしたというだけで、 滞在中に台風が襲来し閉じ込められ何もできなかったことや、 清潔には見えない寝室と、汚れの目立つ共同のキッチン、 そのくせ、外と大差ないほど汚れた床が土足禁止だったり、 誰かが使い終わるまで待たねばならないだけでなく、 夜遅い時間に使用禁止のシャワーやトイレ、 スリッパやタオルなどあるはずだった備品の不足や、 レンタカーに砂や水が入らないよう気遣いを強い…